何秋濤(読み)かしゅうとう(英語表記)He Qiu-tao; Ho Ch`iu-t`ao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「何秋濤」の意味・わかりやすい解説

何秋濤
かしゅうとう
He Qiu-tao; Ho Ch`iu-t`ao

[生]道光4(1824)
[没]同治1(1862)
中国,清代の学者,詩人。福建省光沢県の人。字は願船。道光 24 (1844) 年の進士。刑部主事となり,意を経世に用い,ロシア国境を接した北辺の形勢についての専門的知識の必要を痛感し,『北徼彙編 (ほくきょういへん) 』 (6巻) を著わし,のち増訂して漢から清の道光年間 (21~50) までの概要を述べて 80巻とした。これを閲覧した咸豊帝から『朔方備乗』の題名を賜わり,また員外郎に抜擢されたが,服喪のため辞任した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android