余瀝(読み)ヨレキ

デジタル大辞泉 「余瀝」の意味・読み・例文・類語

よ‐れき【余×瀝】

器の底に残った酒や汁などのしずく
「―をむると」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「余瀝」の意味・読み・例文・類語

よ‐れき【余瀝】

〘名〙 酒や汁などの、器の底に残ったしずく。残りのしたたり。
※詩序集(1133頃)葉飛水上紅詩序〈惟宗孝貞〉「道楽辞藻、所以酌前脩於潘江陸海之余瀝」 〔史記‐滑稽・淳于髠伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「余瀝」の読み・字形・画数・意味

【余瀝】よれき

酒のしずく。晋・陶潜貧士を詠ず、七首、二〕詩 壺を傾くるも餘瀝え 竈(かまど)を(うかが)ふもを見ず 詩書は坐外を塞(ふさ)ぎ 日昃(かたむ)くも(きは)むるに遑(いとま)あらず

字通「余」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android