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木偶 もくぐう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木偶
もくぐう

副葬用につくられた木製人形エジプトでは古くから盛んにつくられ,古代ギリシアでも初期には用いられた記録がある。中国では戦国時代の楚の国で用いられた例が多く,一般に彩色が施されている。湖南省長沙の戦国墓からは高さ 50~53cmの女侍俑,武士俑などが出土している。また,漢代のとしては,同じく長沙の馬王堆1号漢墓から出土した奏楽俑,侍俑など 162個体の木偶が注目される。

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デジタル大辞泉の解説

でく【木偶】

木彫りの人形。また、人形。
あやつり人形。
役に立たない人。また、そのような人をののしっていう語。でくのぼう。「この木偶め」

ぼく‐ぐう【木偶】

もくぐう(木偶)

もく‐ぐう【木偶】

木で作った人形。でく。くぐつ。
古代中国の副葬品で、木製の人形。戦国時代から代に盛行代に至るまで作られた。木俑。

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大辞林 第三版の解説

でく【木偶】

木彫りの人形。また、人形。でこ。もくぐう。
操り人形。くぐつ。
役に立たない人。愚か者。でくのぼう。 「金吾殿はづねえ-でなあ/滑稽本・旧観帖」

ぼくぐう【木偶】

もくぐう【木偶】

木でつくった人形。でく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

木偶
もくぐう

木製の人形。木俑(もくよう)ともよばれ、明器(めいき)(副葬するためにつくられた器物)としてつくられたものである。中国では、戦国時代の楚墓(そぼ)出土の木偶がよく知られ、長沙(ちょうさ)左家公山1号墓、楊家湾(ようかわん)6号墓、仰天湖25号墓出土の木偶などがある。長沙馬王堆(まおうたい)1号漢墓からは、彩色を施した木俑、楽人木俑、着衣をつけた男女木俑などが発見され、これらは漢代木偶を代表する遺物である。木偶は戦国、漢代に盛行しているが、元、明(みん)に至るまで各種の木偶がつくられ、明代、朱檀墓(しゅたんぼ)出土の木彫儀仗(ぎじょう)俑群はその数も多く、木偶のまとまった資料として重要なものである。[飯島武次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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