作物保護(読み)さくもつほご(その他表記)crop protection

日本大百科全書(ニッポニカ) 「作物保護」の意味・わかりやすい解説

作物保護
さくもつほご
crop protection

植物保護ともいわれ、広義には作物を病気、害虫雑草気象などの災害から守ることを意味するが、一般には気象災害を除いて、病害虫および雑草による被害を回避することをいう。また、植物防疫も同じような意味で使われる。したがって関連する学問分野としては、作物の病気を取り扱う植物病理学、害虫の生態防除に関する応用昆虫学、雑草の生態・防除に関する雑草学、病害虫、雑草を防除するための薬剤に関する農薬学などがある。

[梶原敏宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android