山川 世界史小辞典 改訂新版 「使徒言行録」の解説
「使徒言行録」(しとげんこうろく)
praxeis apostolôn[ギリシア],Acts of the Apostles[英]
新約聖書の一文書。イエス死後30年ほどの間のペテロ,パウロら使徒たちの伝道を記録したもの。ローマ人テオフィロに捧げた形式をとり,福音書の一つを記したルカが著者とされる。ギリシア,小アジア,ローマにおける原始キリスト教の歴史の資料として史実も含み,貴重である。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報