侵略犯罪

共同通信ニュース用語解説 「侵略犯罪」の解説

侵略犯罪

国際刑事裁判所(ICC)が扱う犯罪の一つ。ある国の軍による他国への侵入や攻撃、占領併合など「共通の利益の場合を除き武力を用いない」ことを原則とする国連憲章に違反する「侵略行為」の計画や実行を指す。侵略行為を管理、指示する地位にある個人が立件対象。ICCの規定改正で2018年以降、こうした事件の捜査が行えるようになった。ICC非加盟国による行為の場合、国連安全保障理事会の付託が条件とされ、安保理で拒否権を持つロシアなどの行為を裁くのは困難だ。武力紛争下での民間人殺害や拷問、民間施設攻撃などを指す「戦争犯罪」とは別の犯罪。(共同)

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