俚耳(読み)リジ

デジタル大辞泉 「俚耳」の意味・読み・例文・類語

り‐じ【×俚耳】

世間の人々の耳。俗人の耳。俗耳。「大声たいせい俚耳に入らず」

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精選版 日本国語大辞典 「俚耳」の意味・読み・例文・類語

り‐じ【俚耳】

  1. 〘 名詞 〙 俗人の耳。一般の人々の耳。
    1. [初出の実例]「古曲元非俚耳聞、西山深処辟妖氛」(出典:随得集(1388頃)再次前韻寄義堂七首)
    2. 「老松は里耳には入らず。それを真の序の舞に物するは、なを魏の文侯の楽を論ずるがごとし」(出典:随筆・孔雀楼筆記(1768)三)
    3. [その他の文献]〔鄭希‐稷燻賦〕

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普及版 字通 「俚耳」の読み・字形・画数・意味

【俚耳】りじ

俗耳。宋・王安石〔伯懿の松声次韻す〕詩 俚耳として、・衞(穢の声)多し 直だ須(すべか)らく此れを聞いて、始めて心なるべし

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