保全生物学(読み)ホゼンセイブツガク(その他表記)conservation biology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保全生物学」の意味・わかりやすい解説

保全生物学
ほぜんせいぶつがく
conservation biology

生物多様性保全と,健全な生態系維持再生,自然保護などの課題を研究する生物学の一分野。保全生態学,保護生物学ともいう。生態学,行動学,遺伝学,進化学など多様な分野の研究手法を駆使し,課題解決を目指す。1985年,アメリカ合衆国に保全生物学会 Society for Conservation Biologyが設立され,その考えが広まった。1992年には環境と開発に関する国連会議地球サミット)で気候変動枠組条約生物多様性条約が採択され,生物多様性の保全が重要な国際的課題として改めて認識された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む