保原郷(読み)ほばらごう

日本歴史地名大系 「保原郷」の解説

保原郷
ほばらごう

戦国時代の郷名で、江戸時代の上保原村下保原村を中心とし、市柳いちやなぎ村付近も含む地域とみられる。永正一三年(一五一六)四月二三日の伊達稙宗安堵状案(伊達家文書)によれば、稙宗は佐藤孫右衛門が木村兵庫から買得した「保原之内、平八在家一宇」などを安堵している。大永七年(一五二七)一〇月には、稙宗が「保原郷」のうち京極内の在家すべて(年貢七貫文)・のそき殿の古館の在家すべて(年貢三貫文)などを高成田蔵房に安堵した(同月二三日「伊達稙宗安堵状案」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android