保泉寺(読み)ほうせんじ

日本歴史地名大系 「保泉寺」の解説

保泉寺
ほうせんじ

[現在地名]上下町有福 曾根田

有福ありふく城跡のある山の東向い側の山腹にあり、臨済宗永源寺派。慶雲山と号し、本尊十一面観音。

寺伝によれば天平年間(七二九―七四九)行基の開基といい、天台宗であったが、元弘年間(一三三一―三四)有福城の城主竹内兼幸が、京都むらさきの大徳だいとく寺の大灯国師に参禅した折の同参知庵元周を迎えて、それまで翁山林泉りんせん寺と称していたのを改宗

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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