浄財(読み)ジョウザイ

デジタル大辞泉 「浄財」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ざい〔ジヤウ‐〕【浄財】

寺社慈善事業などに寄付する金銭。「浄財を募る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浄財」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ざいジャウ‥【浄財】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 伝道慈善・社会事業などのために寄付する金銭。利得報酬を考えないで寄贈する金銭。
    1. [初出の実例]「抽浄財以宛供養之費」(出典江都督納言願文集(平安後)五・不知願主三通)
    2. 「余裕が空間に吹き散らして呉れる浄財だ」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一六六)
  3. 賭け事などではなく、まともな手段で得た財貨
    1. [初出の実例]「お前は金をもってゐる、その金は浄財(ジャウザイ)ぢァない」(出典:桐畑(1920)〈里見弴二つの心)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「浄財」の読み・字形・画数・意味

【浄財】じようざい

喜捨

字通「浄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android