浄財(読み)ジョウザイ

精選版 日本国語大辞典 「浄財」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ざいジャウ‥【浄財】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 伝道慈善・社会事業などのために寄付する金銭。利得報酬を考えないで寄贈する金銭。
    1. [初出の実例]「抽浄財以宛供養之費」(出典江都督納言願文集(平安後)五・不知願主三通)
    2. 「余裕が空間に吹き散らして呉れる浄財だ」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一六六)
  3. 賭け事などではなく、まともな手段で得た財貨
    1. [初出の実例]「お前は金をもってゐる、その金は浄財(ジャウザイ)ぢァない」(出典:桐畑(1920)〈里見弴二つの心)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む