保険外併用療養費制度(読み)ほけんがいへいようりょうようひせいど

日本大百科全書(ニッポニカ) 「保険外併用療養費制度」の意味・わかりやすい解説

保険外併用療養費制度
ほけんがいへいようりょうようひせいど

2006年(平成18)の改正健康保険法により特定療養費制度にかわって導入された制度で、保険給付対象外の療養費(元来は自由診療にあたるもの)のうち、厚生労働大臣の定める一定の療養(評価療養および選定療養)について保険診療との併用を認めたもの。療養全体にかかる費用のうち保険診療と共通する部分(診察・検査・投薬入院料など)については、患者自己負担分を除く費用が保険外併用療養費として医療保険から給付される。

[編集部 2024年11月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android