俵ヶ浦免(読み)たわらがうらめん

日本歴史地名大系 「俵ヶ浦免」の解説

俵ヶ浦免
たわらがうらめん

[現在地名]佐世保市俵ヶ浦町

船越ふなこし村の西にある半島状の地で、北にかめ島・黒子くろこ島があり、南に俵ヶ浦の入江が開き、その南方高後こうご崎は西彼杵にしそのぎ半島との瀬戸になっている。地内の俵ヶ浦城は南部氏・佐野氏などとの関連が指摘され、城跡は東西約一五〇メートル・南北二五〇メートルが想定され、主郭には土塁・空堀が巡る。また中国製輸入陶磁器の白磁緑釉などが出土しており、中国大陸との交易があったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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