俵峰村
たわらみねむら
[現在地名]静岡市俵峰
安倍川の中流左岸、同川支流の大沢上流部に位置し、標高四五〇メートルから四八〇メートル前後の山上の平地に集落が形成されている。東は竜爪山から真富士山に連なる一〇〇〇メートル前後の尾根を境に庵原郡河内村・炭焼村(現清水市)、西は蕨野村・相淵村・油島村・俵沢村・野田平村。郷帳類などには俵嶺村とも記される。明応三年(一四九四)九月二〇日の今川氏親黒印状(杉山文書)によると、「安部山内俵嶺半分」が杉山太郎衛門に忠節の功により与えられている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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