20世紀日本人名事典 「倉田令二朗」の解説
倉田 令二朗
クラタ レイジロウ
昭和・平成期の数学者 河合文化教育研究所主任研究員;元・九州大学助教授。
- 生年
- 昭和6(1931)年3月25日
- 没年
- 平成13(2001)年8月8日
- 出生地
- 香川県丸亀市
- 学歴〔年〕
- 東京大学理学部数学科〔昭和29年〕卒,東京工業大学大学院理工学研究科数学専攻修士課程修了
- 学位〔年〕
- 理学博士
- 経歴
- 高校教師ののち、昭和37年日本大学助教授となるが、日大数学科事件により解雇。九州大学助手を経て、39年より助教授。ベ平連活動、大学闘争支援、数学教育運動、検定教科書不使用などを理由に福岡県教育委員会から懲戒免職処分を受けた教師3人の処分取り消しを求める伝習館訴訟の支援などに関わった。61年河合文化教育研究所主任研究員。著書に「数学論序説」「数学と物理学の交流」「ガウス初等整数論」他。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報