倉田利作(読み)くらた りさく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「倉田利作」の解説

倉田利作 くらた-りさく

?-1873 明治時代一揆(いっき)指導者
明治5年税収の増加をはかる新政府が,山梨県下で江戸時代から実施されていた大小切(だいしょうぎり)税法廃止をうちだした際,廃止に反対する農民一揆(大小切騒動)を指導したひとり。服役中に脱走してつかまり,明治6年8月23日処刑された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「倉田利作」の解説

倉田利作

没年:明治6.8.23(1873)
生年:生年不詳
明治5(1872)年甲斐国特有の納租法である大小切制度の廃止に反対した一揆(大小切騒動)の指導者。小沢留兵衛,島田富十郎の絞首に次いで,準流10年の刑に処されたが,服役中の甲府懲役場の待遇改善を訴えるため脱走し,逮捕,処刑された。

(保坂智)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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