個別カルテ(読み)こべつかるて

知恵蔵mini 「個別カルテ」の解説

個別カルテ

教育現場において、障害のある子どもの障害の内容や健康状況、保護者と本人の将来の希望や目標などを書き込み、障害のある子どもを小学校から高校まで一貫して引き継ぎ、進学就労につなげるための書類仮称。2016年5月15日、文部科学省はこの「個別カルテ」作成を各校に義務付ける方針を固めた。通常学級に通う比較的軽い障害や発達障害を持つ子どもが対象となる。現在の学習指導要領では、各教科においての障害のある子どもに関する「個別の指導計画」作成を推奨しているものの、義務化はしていない。同省は20〜22年度に順次始まる小中高校の新学習指導要領での義務化を検討しており、20年以降に導入を行う。

(2016-5-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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