値切小切(読み)ねぎりこぎり

精選版 日本国語大辞典 「値切小切」の意味・読み・例文・類語

ねぎり‐こぎり【値切小切】

  1. 〘 名詞 〙 ( 同じようなことばを重ねて強調した語 )
  2. あれこれ言って、値切ること。小きざみに値切ること。
    1. [初出の実例]「たとへ五分七分おきかへるとまま、ねぎりこぎりはせぬものなり」(出典:茶屋諸分調方記(1693)二三)
    2. 「四文から値切(ネギ)り小(コ)ぎり小買物」(出典歌舞伎・廓曠着紅葉裲襠(子持高尾)(1873)序幕)
  3. こきざみに値をせりあげること。
    1. [初出の実例]「了簡付けて五百石、ハレうぢうぢとねぎりこぎりする中将」(出典:浄瑠璃・軍法富士見西行(1745)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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