(読み)ケン

精選版 日本国語大辞典 「倦」の意味・読み・例文・類語

けん【倦】

  1. 〘 名詞 〙 あきること。また、なまけおこたること。
    1. [初出の実例]「以て倦(ケン)を遣るに足る」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉七)
    2. [その他の文献]〔礼記‐儒行〕

あぐみ【倦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「あぐむ(倦)」の連用形名詞化 ) あきること。いやになってもてあますこと。
    1. [初出の実例]「古今無双の名将とよばれたる足利高氏に、一あぐみあぐませんとは思はずして」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)かちぢの御幸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android