日本歴史地名大系 「倫勝寺」の解説 倫勝寺りんしようじ 秋田県:能代市二井田村倫勝寺[現在地名]能代市字仁井田白山仁井田(にいだ)の西南にあり、檜山川を隔てて南に田地が広がる。曹洞宗、白鶴山と号し、本尊は釈迦如来。文化一二年(一八一五)成立の「二井田古跡遺伝記録」(榊史話)によると、大同年間(八〇六―八一〇)の創建、仁寿三年(八五三)慈覚大師が来訪し、観音木像一体と地蔵尊の石像一体を刻して奉献という伝承がある。その後、母体(もたい)村国清(こくせい)寺の開祖文竜が一寺を建立して観音を本尊とし、新田山林昌寺と命名した。文竜は国清寺から山門も移したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by