偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず
《「荘子」逍遥遊から》もぐらが川で水を飲んだとて、腹がいっぱいになればもう飲めない。人はそれぞれ定まった分に応じて安んずるのがよいというたとえ。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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えんそ【偃鼠】 河(かわ)に飲(の)むも満腹(まんぷく)に過(す)ぎず
- ( 「荘子‐逍遙遊」の「鷦鷯巣二於深林一、不レ過二一枝一、偃鼠飲レ河、不レ過二満腹一」による語 ) モグラが川で水を飲んでも腹いっぱいより多くは飲めない。人はそれぞれその分に応じて満足するのがよいということのたとえ。〔狂歌・四方のあか(1787か)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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偃鼠河に飲むも、満腹に過ぎず
人はそれぞれその分に応じて満足するのがよい、というたとえ。
[由来] 「[荘子]―逍遥遊」に出て来るエピソードから。中国の伝説上の聖王、堯が、許由という人物に王の位を譲ろうとしました。しかし、許由の返事は、「偃鼠は河に飲むも、満腹に過ぎず(モグラが巨大な黄河の水を飲むとしても、腹いっぱい飲んだら十分だ)」というもの。王の位は自分にとっては黄河の水のようなもので、そんなたいそうなものは欲しくもない、と断ったのでした。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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