偏僻(読み)ヘンペキ

デジタル大辞泉 「偏僻」の意味・読み・例文・類語

へん‐ぺき【偏×僻】

[名・形動]
かたよること。心がひねくれていること。また、そのさま。「偏僻な人」
空想に―し写実に拘泥する者は」〈子規俳諧大要
都から離れた片田舎。「偏僻の地」

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精選版 日本国語大辞典 「偏僻」の意味・読み・例文・類語

へん‐ぺき【偏僻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 心がかたよりひがむこと。ねじけること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其議論(ひとん)にして、そのみち偏僻(ヘンヘキ)なり」(出典翁問答(1650)序)
  3. 都から離れた片いなか。
    1. [初出の実例]「基督教の大旆を偏僻の糞土に塗らす者あるを痛罵し」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)

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