痛罵(読み)ツウバ

デジタル大辞泉 「痛罵」の意味・読み・例文・類語

つう‐ば【痛罵】

[名](スル)手ひどくののしること。痛烈に非難すること。「痛罵を浴びせる」「失態痛罵する」
[類語]罵倒面罵嘲罵冷罵漫罵悪罵面詰悪口あっこうののしる毒突く悪口わるくち陰口誹謗謗り中傷悪態雑言罵詈罵詈雑言怒罵讒謗悪たれ口憎まれ口悪し様ぼろくそ口汚いくそみそこき下ろすけなくさそしけちを付ける難癖を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「痛罵」の意味・読み・例文・類語

つう‐ば【痛罵】

  1. 〘 名詞 〙 手ひどく罵(のの)しること。痛烈に罵倒すること。
    1. [初出の実例]「愛国なる語の妄りに使用せられて、屡々痛罵恐嚇の材料に供せらるるを」(出典:今日の宗教論及び徳育論(1893)〈植村正久〉中)
    2. 「偏僻の糞土に塗らす者あるを痛罵し」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)
    3. [その他の文献]〔世説新語‐方正・上〕

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普及版 字通 「痛罵」の読み・字形・画数・意味

【痛罵】つうば

てひどくののしる。〔世説新語、方正〕(晋の)武、和に語りて曰く、我先づ王武子(済)を痛罵し、然る後之れをせんと欲すと。曰く、武子は儁爽(しゆんさう)、らくは屈すべからざらんと。

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