偏枯(読み)ヘンコ

デジタル大辞泉 「偏枯」の意味・読み・例文・類語

へん‐こ【偏枯】

[名・形動ナリ]
半身不随であること。
一方にかたよって融通がきかないこと。また、そのさま。
「若し理学を以て之を命ずるときは、則気象―」〈童子問・中〉

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精選版 日本国語大辞典 「偏枯」の意味・読み・例文・類語

へん‐こ【偏枯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 半身不随であること。また、その人。〔管子‐入国〕
  3. ( 形動 ) 一方にかたよって融通がきかないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「偏枯に仏性は広大ならんとのみおもへる」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)

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普及版 字通 「偏枯」の読み・字形・画数・意味

【偏枯】へんこ

半身不随。枯。唐・杜甫〔清明、二首、一〕詩 此の身漂泊して、西東しむ 右臂(いうひ)は枯、耳は(ろう)なり

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