普及版 字通 「偲(漢字)」の読み・字形・画数・意味
偲
人名用漢字 11画
[字訓] つよい・かしこい・しのぶ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は思(し)。〔説文〕八上に「彊力なり」とし、思声。「詩に曰く、其の人美にして且つ偲(さい)なり」の句を引く。〔詩〕は〔斉風、盧令〕。二章の「其の人美にして且つ(けん)なり(髪長の人)」に対応する句で、偲は鬚がこくて美しいさまであろう。
[訓義]
1. つよい。
2. かしこい。
3. ひげが多い。
4. 国語で「しのぶ」とよむ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕偲 ヲヲ(シ)・シタフ
[熟語]
偲偲▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報