偽筆(読み)ぎひつ

精選版 日本国語大辞典 「偽筆」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ひつ【偽筆】

〘名〙 ある人の筆跡に似せて書き上げること。他人の筆跡を巧みにまねて書いた文字。また、絵画の場合にもいう。にせひつ。にせがき。にせふで。
人情本所縁の藤浪‐初(1821)三回「かねて偽筆(ギヒツ)をもって、金子(きんす)の請取がきこしらへおきしを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「偽筆」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐ひつ【偽筆】

他人の書いた文字や絵に似せて書くこと。また、書いたもの。⇔真筆しんぴつ
[類語]偽書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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