所縁(読み)ショエン

精選版 日本国語大辞典 「所縁」の意味・読み・例文・類語

しょ‐えん【所縁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。認識主観である心の対象として精神作用をひき起こさせる客観。心が認識する対象となるもの。能縁に対していう語。
    1. [初出の実例]「境界は是夢の所縁なり」(出典:愚迷発心集(1213頃))
    2. [その他の文献]〔勝鬘経‐顛倒真実章〕
  3. ゆかり。たよりとなるもの。よすがとするもの。縁故。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「所縁(ショエン)に随って近国の兵馳せ集まる事雲霞の如く也」(出典太平記(14C後)八)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐説林訓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む