傅大士(読み)フダイシ

デジタル大辞泉 「傅大士」の意味・読み・例文・類語

ふ‐だいし【傅大士】

[497~569]中国南北朝時代の在俗仏教者。斉の東陽の人。本名傅翕ふきゅう。善慧大士と号し、双林寺を建て、大蔵経を閲覧する便をはかって、転輪蔵を創始した。後世経蔵などにその像が置かれ、俗に「笑い仏」といわれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傅大士」の意味・読み・例文・類語

ふ‐たいし【傅大士】

(「ふだいじ」とも) 中国南北朝時代、斉の在俗仏教者。名は翕(きゅう)。善慧大士、東陽大士ともいう。烏傷(浙江省義烏県)の人。双林寺を建てて住し、大蔵経閲覧の便を図って転輪蔵を考案した。天台宗では第二祖慧思傍系の師とみなす。著に「心王銘」など。(四九七‐五六九

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android