傍辺(読み)かたわらほとり

精選版 日本国語大辞典 「傍辺」の意味・読み・例文・類語

かたわら‐ほとりかたはら‥【傍辺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 同義語を重ねた強調表現 ) そば近く。かたわら。わき。ほとり。
    1. [初出の実例]「おほくの人をいたづらにしなし、宮づかへをし給ふとては、かたはらほとりに人よせ給はず」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

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普及版 字通 「傍辺」の読み・字形・画数・意味

【傍辺】ぼう(ばう)へん

かたわら。宋・辛棄疾〔踏行、木犀を賦す〕詞 奴僕 兒曹は金 一秋の風露涼足る 傍邊只(た)だ箇(こ)の娥(こうが)(月)を欠く に身は蟾宮(せんきゅう)(月)に在りて宿す

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