デジタル大辞泉
「傘伐」の意味・読み・例文・類語
さん‐ばつ【傘伐】
造林で、十数年後に森林を更新するために3回に分けて伐採を行う方法。初め予備として疎伐し、次に母樹の傘下に飛散した種子が発芽・生育できるよう下種伐を行い、稚樹が生長したのちに母樹を伐採し、新しい林を形成させる。三伐。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さん‐ばつ【傘伐】
- 〘 名詞 〙 森林の天然更新をはかる方法の一つ。成熟木を段階的に数回に分けて伐採するもので、母樹の傘下に落下した種子から稚樹が育つのを待って残り全部を伐採し新林とする。ドイツで発達したもの。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の傘伐の言及
【皆伐】より
…このような欠点を軽減するため,群状または帯状に小面積を皆伐する方法もある。 皆伐に対して択伐selection cutting,傘伐shelterwood cuttingとよばれる方法がある。前者が成熟木の伐採・収穫を一義的に考えるのに対して,後者は次代の木をうまく育てることに主眼をおいている。…
※「傘伐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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