僧膳(読み)ソウゼン

デジタル大辞泉 「僧膳」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜん【僧膳】

僧に供するための食膳
「いそぎ―仕立て、御堂へ送りけり」〈義経記・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「僧膳」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜん【僧膳・僧前】

  1. 〘 名詞 〙 法事などをつとめた僧侶供養のために供する食膳。また、それを供すること。
    1. [初出の実例]「送僧前一前如何、仰了」(出典:御堂関白記‐寛弘元年(1004)九月二五日)
    2. 「そうぜんなどこの殿にて仕うまつるべき仰言、かねてよりありければ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)御裳着)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android