優ばむ(読み)ヤサバム

デジタル大辞泉 「優ばむ」の意味・読み・例文・類語

やさ‐ば・む【優ばむ】

[動マ四]優美そうにする。趣深そうに見せる。
「ひとへに句の姿、言葉の―・みたるにはあるべからず」〈ささめごと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「優ばむ」の意味・読み・例文・類語

やさ‐ば・む【優ばむ】

  1. ( 「ばむ」は接尾語 )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 情趣深そうな様子をする。情趣ありげに見える。
    1. [初出の実例]「しも雪あられと、やさばむとも、まことしくおもふべきならねば」(出典:とはずがたり(14C前)一)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 情趣ありげに見せる。
    1. [初出の実例]「あまりに詞をやさばみて、むすぼほれつづきてのみ有も」(出典:八雲御抄(1242頃)六)

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