儺県(読み)なのあがた

世界大百科事典 第2版の解説

なのあがた【儺県】

古代の朝廷直轄地である(あがた)の一つ。《後漢書》倭伝,《魏志倭人伝》にみえる奴国(なこく)は,その前身。今の福岡市博多区あたり。儺県については,《日本書紀》仲哀天皇8年条に〈儺県に到りまして,因りて橿日宮にまします〉とみえる。この地には(那津(なのつ))があり,宣化天皇1年5月条に〈官家(みやけ)を那津の口に修り造てよ〉,斉明天皇7年(661)3月条に〈御船,還りて娜大津に至る〉などと記されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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