元海(読み)げんかい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「元海」の解説

元海 げんかい

1094-1157 平安時代後期の僧。
嘉保(かほう)元年生まれ。真言宗醍醐(だいご)寺の定海(じょうかい)に師事し,天承元年灌頂(かんじょう)をうける。醍醐寺座主(ざす),東寺長者などをつとめる。醍醐寺に無量寿院をたてた。松橋大僧都(だいそうず)とよばれ,その法流を松橋流(無量寿院流)という。保元(ほうげん)2年8月18日死去。64歳。俗姓は源(みなもと)。著作に「厚双紙」「玄微鈔」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android