先知後行説(読み)せんちこうこうせつ

精選版 日本国語大辞典 「先知後行説」の意味・読み・例文・類語

せんちこうこう‐せつ センチコウカウ‥【先知後行説】

〘名〙 人間の知(認識)と行(行為実践)とでは行の方が重要であるが、順序からいえば知が先で行が後であるとする説。中国朱子が説いたもの。のち王陽明は、知は行の一部であり分けることはできないとして知行合一説を唱えた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「先知後行説」の意味・読み・例文・類語

せんちこうこう‐せつ〔センチコウカウ‐〕【先知後行説】

朱子学で、人間の知(知識)と行(実践)の関係は、先後からいえば知を先とし、軽重からいえば行を重とする説。→知行合一ちこうごういつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android