先般(読み)センパン

デジタル大辞泉 「先般」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱん【先般】

さきごろ。このあいだ。過日。「先般の件、承知いたしました」「先般申し上げたように」
[類語]この前先ごろ先日先だってこの間先度過日こないだ先夜過般いつぞや

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先般」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱん【先般】

  1. 〘 名詞 〙 さきごろ。せんだって。過日。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「先般(センパン)一寸お聞に達し置ました通り」(出典:諷誡京わらんべ(1886)〈坪内逍遙〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android