先達て(読み)サキダッテ

デジタル大辞泉 「先達て」の意味・読み・例文・類語

さきだっ‐て【先達て/先立って】

[副]《「さきだちて」の音変化》
さきごろ。先日。
わたしが―去る所へ参ったが」〈滑・浮世風呂・四〉
他よりさきに出かけて。前もって。
「数馬の小姓坂田一角は―やしきへ帰れば」〈伎・水木辰之助
[類語](2過去以前曽て在りし日往年往時往日旧時昔日昔時昔年往昔往古古昔いにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ年来旧来在来その昔太古千古大昔前以てすでに見越し先刻早め根回し手回し早手回し手を回す地固めなら布石事前先手先手を打つ手当て準備下準備段取り手筈てはず下見予習備え伏線つとにとうにとっく示し合わせる言い合わせる申し合わせる打ち合わせる口裏を合わせる

せん‐だって【先達て】

さきごろ。先日。「先達てお話しした件」
[類語]この前先ごろ先日この間先般先度過日こないだ先夜過般いつぞや

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android