デジタル大辞泉 「何時ぞや」の意味・読み・例文・類語 いつぞ‐や【何=時ぞや】 [副]《「や」は係助詞》過去の不定の時を表す場合の、改まった言い方。いつか。先日。「何時ぞやは失礼いたしました」[類語]この前・この間・こないだ・先ごろ・先日・先だって・先般・先度・過日・先夜・過般・何時か・前に・ある時・かつて・以前・前前・かねて・かねがね・昔 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「何時ぞや」の意味・読み・例文・類語 いつ‐ぞ‐や【何時や】 〘 副詞 〙 ( 代名詞「いつ」に係助詞「ぞ」および「や」の付いてできた語 ) 過去の時に関して「いつであったか」の意を表わす。いつか。また、このあいだ。先日。[初出の実例]「いつぞやも花の盛りに一目見し木のもとさへや秋はさびしき」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角)「ココヲ トヲルワ itçuzoya(イツゾヤ) タイメン シタ ノリウマデワ ナイカ」(出典:天草本伊曾保(1593)馬と驢馬の事)「過日(イツゾヤ)のやうに鶏の鳴く迄御伽に座せられるでもなかった」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例