先験的意識(読み)センケンテキイシキ

関連語 意識一般 名詞

精選版 日本国語大辞典 「先験的意識」の意味・読み・例文・類語

せんけんてき‐いしき【先験的意識】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] transzendentales Bewusstsein の訳語 ) カント哲学で、経験をはじめて可能にさせるという意味で、一切の経験に先立っている「我考う」という意識。また、フッサール現象学で、自然的態度に対して判断を中止し、それを括弧づけた後に残る純粋意識のこと。超越論的意識。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android