光明日報(読み)こうみょうにっぽう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「光明日報」の意味・わかりやすい解説

光明日報
こうみょうにっぽう / グアンミンリーパオ

中国の全国総合日刊紙で知識人をおもな読者対象とする。英文表記Guangming Daily。ブランケット判。発行部数は29万部(2009)。本社所在地は北京(ペキン)市。1949年6月16日、中国民主同盟の機関紙として創刊。1953年1月には各民主諸党派の連合機関紙という性格づけが行われたが、1957年には共産党中央宣伝部と中央統一戦線部の管轄に変更された。現在は、共産党中央直属の事業単位で、中央宣伝部が指導する新聞という位置づけが与えられている。「実践こそ真理を検証する唯一の指標である」(1978)をはじめ、理論面で重要な論文を多く掲載してきた。新聞、出版社等を傘下に収めるメディア・グループ光明日報報業集団の旗艦紙。

[木原正博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「光明日報」の意味・わかりやすい解説

光明日報 (こうみょうにっぽう)
Guāng míng rì bào

中国の日刊新聞。1946年6月,上海で創刊。蔣介石政権の弾圧で停刊し49年7月に北京で再刊。52年,民主諸党派の共同機関紙となる。57年百家争鳴のとき中国共産党の一党独裁を攻撃したため右派新聞と激しく批判され,章伯鈞社長以下の人事紙面に大改造がおこなわれた。現在,中国共産党中央委員会に直属し〈科学と教育の専門紙〉とされる。4面からなり値段は1部売りに4分(0.04元),月ぎめで1元,発行部数は140万部。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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