光電子分光法(読み)コウデンシブンコウホウ

化学辞典 第2版 「光電子分光法」の解説

光電子分光法
コウデンシブンコウホウ
photoelectron spectroscopy

電子分光法一種.電子を発生させるのに単色の光(電磁波)を用いるので,この名がつけられている.単色の光としては,分光した真空紫外光,ヘリウムの共鳴線He(58.4 nm,21.21 eV)やAl Kα,Mg Kα のような示性X線などが用いられる.Heを用いる場合は,主として分子の電子エネルギー準位や振動準位についての情報を与えるので,分子光電子分光法(molecular photoelectron spectroscopy)ともよばれる.狭義には光電子分光法をこの意味に使うこともある.Al Kα やMg Kα を使う場合は,内殻の準位についての情報を与え,X線光電子分光法またはエスカ(ESCA)ともよばれる.真空紫外光では,いろいろのhνに対するスペクトルから,主として価電子帯(valence band)の電子についての知見が得られる.光電子分光は電子分光法の主要な一分野で,物性研究の重要な手段であるばかりでなく,元素分析および状態分析をはじめとする分析,有機化学,触媒研究など,広い範囲への応用が試みられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む