兎兵法(読み)ウサギヘイホウ

デジタル大辞泉 「兎兵法」の意味・読み・例文・類語

うさぎ‐へいほう〔‐ヘイハフ〕【×兎兵法】

本当の兵法を知らないで、へたな策略をめぐらし、かえって失敗すること。因幡いなばの白兎故事に基づく。生兵法なまびょうほう。うさぎびょうほう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「兎兵法」の意味・読み・例文・類語

うさぎ‐へいほう‥ヘイハフ【兎兵法】

  1. 〘 名詞 〙 本当の兵法を知らないで、いい加減な策略を用いて、かえって失敗すること。転じて、実際に役立たないことのたとえにいう。生兵法(なまびょうほう)
    1. [初出の実例]「獅子ふしん虎乱入をやまねぬらんおなじたぐひのうさぎ兵法」(出典:狂歌・吾吟我集(1649)雑)

うさぎ‐びょうほう‥ビャウハフ【兎兵法】

  1. 〘 名詞 〙うさぎへいほう(兎兵法)
    1. [初出の実例]「兔兵法(ウサギヒャウホウ)」(出典:俳諧・世話尽(1656)曳言之話)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android