精選版 日本国語大辞典 「兎唇の嘯も心慰み」の意味・読み・例文・類語 いぐち【兎唇】 の 嘯(うそ)も心慰(こころなぐさ)み ( 「嘯」は口笛のこと ) いぐちの人のふく口笛は他人から見ればみにくくても、本人にとっては慰みであるの意。自分の作品などを謙遜していうことが多い。[初出の実例]「しば口やみやこ上りの露はらひ よくもあらねど、缺唇(イグチ)の嘯(ウソ)も心なぐさみといふことのあれば申侍へり」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例