党首討論(読み)トウシュトウロン

デジタル大辞泉 「党首討論」の意味・読み・例文・類語

とうしゅ‐とうろん〔タウシユタウロン〕【党首討論】

日本国会で、内閣総理大臣野党党首一対一で討議すること。開会中に原則として毎週1回、衆参両院の国家基本政策委員会合同審査会として行われる。→プライムミニスターズクエスチョンズ
選挙期間中などに、主要な政党の党首がテレビ番組等で意見を述べあうこと。

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共同通信ニュース用語解説 「党首討論」の解説

党首討論

首相と野党党首が一対一で対面する論戦形式。与野党の「党首力」を国民に見てもらう趣旨で導入された。衆参両院いずれかで10人以上の議員が所属する会派の代表が質問できる。予算委員会などと異なり、首相の反問も認められる。野党党首間の時間配分は野党内で調整する。合計45分間なので、議員数の少ない野党は割り当てが数分しかないことが多い。最近は野党の国会戦術として、審議時間の長い予算委員会集中審議が好まれ、党首討論の開催頻度は下がっている。

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知恵蔵 「党首討論」の解説

党首討論

第147通常国会の2000年2月23日から、衆参両院に設けられた国家基本政策委員会の合同審査会で党首討論が行われている。政治家同士の討論を活発にし、官僚主導の政治を打破しようと、1999年10月召集の第146臨時国会で政府委員制度を廃止すると共に、英国下院本会議の党首定例討論(question time)をモデルに、党首討論が試験的に行われた。国会改革切り札と期待されたが、(1)討論の時間が全部で40分と短く、議論がかみ合わないまま終わることが多い、(2)首相以外の与党党首が論戦に立たず、多彩な議論が期待できない、(3)与党側が積極的でなく、森政権時代はいろいろ理由付けをしては開会を先送りした、など評価はいまひとつだ。06年の第164通常国会では2回開催されただけだった。

(星浩 朝日新聞記者 / 2007年)

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