デジタル大辞泉 「入り違える」の意味・読み・例文・類語 いり‐ちが・える〔‐ちがへる〕【入り違える】 [動ア下一][文]いりちが・ふ[ハ下二]1 一方が出たあと他方がはいる。「―・えてかなたより、笑いさざめきどやどやと」〈逍遥・桐一葉〉2 互い違いになる。また、交互になる。「裏表二手のものどもが―・えて、おめき叫んで衝ついて来る」〈鴎外・阿部一族〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「入り違える」の意味・読み・例文・類語 いり‐ちが・える‥ちがへる【入違】 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙 [ 文語形 ]いりちが・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙① =いれちがえる(入違)②[初出の実例]「入りちがへてかなたより、笑ひさざめきどやどやと」(出典:桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉五)② =いれちがえる(入違)③[初出の実例]「裏表二手のもの共が入(イ)り違(チガ)へて、をめき叫んで衝いて来る」(出典:阿部一族(1913)〈森鴎外〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例