入壇(読み)にゅうだん

精選版 日本国語大辞典 「入壇」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐だんニフ‥【入壇】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 真言宗で、伝法授戒のとき、行者が灌頂(かんじょう)壇に登って受法すること。登壇
    1. [初出の実例]「入壇之後、就同寺三論名匠善議大徳」(出典性霊集‐一〇(1079)故贈僧正勤操大徳影讚序)
    2. [その他の文献]〔秘密三昧大教王経‐四〕
  3. 受戒のとき、受者が戒壇に登ること。登壇。
    1. [初出の実例]「于今无沙汰。於御入壇者。去八月廿二日令遂御訖」(出典:吾妻鏡‐文治三年(1187)一〇月一日)
    2. [その他の文献]〔禅苑清規‐一・受戒〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android