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伝法 デンポウ

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デジタル大辞泉の解説

でん‐ぽう〔‐ポフ〕【伝法】

《「でんぼう」とも》
[名・形動]3が原義》
粗暴で無法な振る舞いをすること。また、その人や、そのさま。「伝法な男」
勇み肌であること。また、その人や、そのさま。多く、女性にいう。「意気がって伝法な口をきく」
無料見物・無銭飲食をすること。また、その者。江戸時代、浅草寺伝法院の寺男が、寺の威光をかさにきて、境内の見世物小屋や飲食店で無法な振る舞いをしたところからいう。
[名]師が弟子に仏法を授け伝えること。
「留場へ出る―が所(とこ)まで探しあるいたが」〈滑・浮世風呂・三〉

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世界大百科事典 第2版の解説

でんぼう【伝法】

法を授け伝えること。仏教ではそれぞれの宗派に秘伝,口伝とする法義,儀式があるので,これを伝える儀礼が厳重である。伝法にはまずその秘伝を授けるに足る器量,能力があるかどうかをみる行があって,これを多くは加行(けぎよう)と呼んでいる。一種の通過儀礼であるが,近代ではこれが形式化している。密教では加行と授戒を経て,伝法灌頂(でんぼうかんぢよう)を受けることができる。これによって阿闍梨(あじやり)となり,次の受者に伝法することができるようになる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

でんぼう【伝法】

〔「でんぽう」とも〕
( 名 )
仏教で師から弟子へと仏の教えを伝えること。
〔江戸時代,浅草伝法院の奴やつこが寺の威光を頼んで乱暴な振る舞いをしたことから〕 見世物や劇場などに無銭で押し入ること。 「読売や大道売の-をして/滑稽本・浮世床 2
( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
悪ずれして荒っぽい言動をする・こと(さま)。そのような人をもいう。 「 -な男」
勇み肌であること。いなせなこと。また,そのさま。そのような人をもいう。多く女がいきがって,男のような言動をすることをいう。 「 -な口をきく」

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世界大百科事典内の伝法の言及

【ほうろく(焙烙)】より

…ほうろく焼きは江戸時代から行われていた料理で,《料理談合集》(1822)には〈ほうろくへしほをもり,魚は何にてもしほの上へならへ,又,ほうろくをふたにして,上下に火を置てやく〉と見えるが,現在ではふつうオーブンで焼き,ポンスしょうゆで食べている。小型のほうろくは伝法(でんぼ∥でんぼう)と呼び,これを用いて焼く場合は〈でんぼ焼き〉といった。なお,茶の湯では炭手前の際,灰を入れて持って出るのはほうろくを使い,これを〈灰焙烙(はいほうらく)〉〈灰器〉などと呼んでいる。…

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