入江美法(読み)イリエ ヨシノリ

20世紀日本人名事典 「入江美法」の解説

入江 美法
イリエ ヨシノリ

大正・昭和期の能面



生年
明治29(1896)年1月8日

没年
昭和50(1975)年9月3日

出生地
栃木県宇都宮市

経歴
下村観山の弟下村豊山(清時)に師事。後娘婿となる。明治以降の能面は新面として、差別されていたが、能面技法の芸術性を強調、「能面検討」などの著書出版能面作家地位を確立した。印を押すに価いする作品はないと、在印面は皆無

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「入江美法」の解説

入江美法 いりえ-よしのり

1896-1975 大正-昭和時代の能面作家。
明治29年1月8日生まれ。44年から下村観山の兄清時(豊山)に師事し,その娘婿となる。室町から江戸初期の古面が尊重されるなかで,新面の創作にとりくんだ。名は「みほう」「びほう」ともよばれた。昭和50年9月3日死去。79歳。栃木県出身。著作に「能面検討」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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