入遠野村(読み)いりとおのむら

日本歴史地名大系 「入遠野村」の解説

入遠野村
いりとおのむら

[現在地名]いわき市遠野町とおのまち入遠野いりとおの

往生おうじよう山南麓、入遠野川上流に集落が点在し、南東上根本かみねもと村、南は大平おおだいら村、西は石住いしずみ村、北西は白川郡大久田おおくだ(現古殿町)菊多きくた郡に属した。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録に入遠野村は二村記され、合計高一千九一五石余とある。慶長七年(一六〇二)岩城氏除封により幕府領となり、元和八年(一六二二)以降棚倉藩領。慶長八年の常世之内北野村縄打帳(福島県史)入上いりかみ村・入下村とあるのが当村で、「石城郡誌」によれば、入上村は入遠野上村、入下村は入遠野下村をさすという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android