全身性アミロイドーシス治療剤(読み)ゼンシンセイアミロイドーシスチリョウザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説

全身性アミロイドーシス治療剤

製品名
《タファミジスメグルミン製剤》
ビンダケル(ファイザー

 指定難病のひとつの全身性アミロイドーシスのうち、タンパク質の合成異常によるトランスサイレチン(TTR)型の家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)で末梢神経障害の進行抑制として用いる薬です。TTRアミロイドの形成を抑制することで、末梢神経へアミロイドが沈着するのを防ぎます。


発疹ほっしんなどの過敏症状がおこることがあります。このような症状が現れたときは、使用を中止して、すぐに医師に報告してください。


手足の痛み、下痢吐き気、頭痛、尿路感染、歯肉の腫れなどがおこることがあります。こうした症状が現れたときは、医師に相談してください。


①カプセル剤で、1日1回、噛まずに服用します。1日の服用時間・服用回数、服用期間については医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。


②この薬の成分に対して過敏症の既往歴のある人は使用できません。重い肝機能障害のある人、妊婦または現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳中の人は、使用できないことがあります。あらかじめ医師に報告してください。


ほかの薬を使用する必要が生じたときは、必ず医師に相談してください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む